健康ニュース
『肩が凝る』という言葉・・・
言語文化と「肩こり」
「肩が凝る」という言葉は、夏目漱石による造語との説があり、さらに、それ以前はいわゆる肩こりの症状を特に指す用語は日本語になく、肩こりという言葉が生まれたことで、多くの日本人が肩の筋肉が固くなる症状について自覚するようになったとの言説がある。
- このような言語文化に特有の症状の例としてフランス以外ではまれにしか報告されない重い足(jambes lourdes)が世界的には有名である。フランスでは日本での肩こりと同じように重い足を治すための民間療法なども多く存在している。
- しかしながら、『門』の発表とほぼ同時期には、「肩が凝る」を現代語と同じ用法で使用している例は見られるし、それ以前より、「痃癖の凝り」といった表現が見られるため、この表現の源流を漱石のみに帰するのは疑問がある。
- また、『さらに、それ以前はいわゆる肩こりの症状を特に指す用語は日本語になく』なる説は、『門』以前にも樋口一葉が「肩が張る」と言う表現を用いており、そもそも 、1686年には、当時の医学書『病名彙解』において「痃癖」として紹介されており、その俗語が「うちかた」であるとの記述があって、妥当とはいえない。従って、「肩こり」と言う言葉が生まれたゆえ、その症状を自覚するようになったと言説は、正確性を欠く。
- 英語では肩こりを「stiff neck」「tight shoulders」「shoulder discomfort」「shoulder stiffness」などと表現する。ただ文化的な要素が大きいため日本語の「肩こり」の語意を伝えるには多少説明が必要である。 wikipedia より
熱中症
熱中症 ・・・ 4つに分類
◆熱失神
◆熱疲労
◆熱痙攣
◆熱射病=日射病
体温より気温が高くなると、空気中への熱の放出が困難になり、体温調節は発汗だけに頼ることになります。このとき、気温が高いのと同時に湿度も75%以上になると汗が蒸発しなくなります。
汗による体温調節もできなくなってしまうのです。
熱中症は、このように体温調節機能が十分でなくなって体温が上昇してしまう機能障害といえます。
熱中症情報 総務省消防庁

熱中症予防の普及啓発・注意喚起について 厚生労働省
昨年の夏は、熱中症による健康被害が数多く報告されました。
気象庁の発表によれば、今年の夏(6~8月)の平均気温は、平年並みか平年より高いとの予報です。気温の高い日が続くこれからの時期に備え、国民一人一人に対して熱中症予防
の普及啓発・注意喚起を行う等、対策に万全を期すことが重要です。
こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用等の熱中症の予防法について、医療機関、薬局、介護事業者(施設、訪問介護等)、障害福祉サービス事業者、老人クラブ、シルバー人材センター、民生委員、保育所、児童相談所、ボランティア等を通じ、又は保健所・保健センターにおける健診、健康相談等の機会を利用して、広く
呼びかけていただきますようお願いいたします。
特に、熱中症への注意が必要な高齢者、障害児(者)、小児等に対しては、周囲の方々が協力して注意深く見守る等、重点的な呼びかけをお願いいたします。また、熱中症患者が発生した際には、救急医療機関等で適切に受け入れ、治療がなされるよう、貴管下の医療機関等への注意喚起及び周知徹底方よろしくお願いいたします。
上記の趣旨を御理解いただき、熱中症対策への御協力をお願いいたします。
応急処置
■患者を涼しい場所に運び、衣服を緩めます。
近くに涼しい場所がないときは、うちわなどで扇いで患者を冷やします。
■体を冷やします。方法は、霧吹きで水を浴びせて水の気化熱によって冷やします。一気に水をかけるとショックが大きいのでやってはいけません。
アイスノン、氷枕、を用意して脇の下、首、股など動脈のある部分を冷やすようにします。
■熱中症が疑われる場合は、水分だけでなく塩分(ミネラル)も不足しています。
スポーツドリンクでミネラルは回復できますが、脱水時に飲ませすぎると低ナトリウム血症が起こる場合があります。そのため、塩を直接舐めさせるなどして塩分を補給することが必要です。
■少しでも熱中症と疑われる場合はすぐに救急車を呼び病院に連れて行きます。意識障害が起こり重度であると死にいたるケースもあるので迷わずに救急車に連絡するのが良いでしょう。